ギャンブルとプロの違い

私は時折趣味でパチンコをやる事があります。
FXをやるようになってからあまり行かなくなってしまったのですが、パチンコとFXの類似点と相違点の両方を認識しました。

まずは類似点として「確率を求めて想定した未来に賭ける」という点は同じです。

ただ全てのギャンブルには「控除率」というモノがあり、これはいわゆる「お店側が取る率」でパチンコは約15%です。理論上は平均すると「パチンコを100万円やるとお店側が15万円取り、85万円は手元に残る」というモノなのですが、肌感覚としては「20万円やると5万円手元に残る」という感じですかね。ただ理論上はパチンコは控除率15%なのです。(「ギャンブル 控除率」)で検索すると出てきます。なのでパチンコは理論上勝てないモノである、という事ですね。

因みにこれは余談なのですが、日本で最も控除率が低い(プレーヤーが有利な)ギャンブルが意外にもパチンコなのです。その次に競馬や競輪などがあり、胴元が最も多く抜くギャンブルが宝くじになります。
宝くじ辺りになると「ギャンブルとは負けが確定するまでの空想の時間、または当たりが投資額より低くても「当たった」という事象を楽しむモノ」と言う事が肌感覚で理解出来るようになるかと思います。

それと、これが本題なのですが、どちらも「やればやるだけお金が減っていく人」が沢山いると同時に一部「それで食べているプロがいる」という点も同じです。

以前ドキュメンタリー番組でパチプロの日常を見ました。

「そんなもんで食える訳ないだろう」とか「今は無理」と思うかもしれないのですが、実際に2023年の今もいるのです。
私自身本業は映像やWebの制作、ITマーケティングコンサルなどをここ数十年やっており、パチンコ関連のプロモーションを仕事として手伝う事もあるので、存在する事は事実として知っていました。

そこで見た彼らの日常とは、例えば「やって楽しい台ではなく、「これなら5時間やれば高い確率で5,000円は儲かる」という台をひたすらやる」という、どちらかというとパチンコ好きの人間にとっても苦行に近いモノでした。
その台がある店に朝イチで行ってその場所を取る、と言う事も含めて、です。
そして1日の終わりに数時間だけ好きな台を打つとの事で、なんと「それはまぁ大抵勝てないね」と言っていました。

他で競馬のプロの話を聞いた事もあるのですが、やはり全く同じ様な事を言っていました。
いわく「勝てるレースはあるし食うために賭けるけど、全く面白くないしそもそもそんなには儲からない。ただ好きな興奮するようなレースに賭けるのは楽しいけど勝てない」と。

そういう意味ではFXも同じなのでは、と先日感じました。

FXには「控除率」という概念が存在しないので分からないのですが「FX投資からの利益で食べているプロと呼べる人の率」はパチンコと比べるとはるかに多い印象です。

そこがパチンコとFXで最も大きく違う、相違点ではないかと思います。

私はFXをちゃんと始めてまだ数か月で、しかも適当に突っ込む感じではなく「仮説を立ててエントリーし、そこから逸れたらすぐやめる」「利確でも損切りでも後で振り返る」などをやり始めたのは数週間前、かつまだ全然何も確立できておらず投資金額もたかだか数十万円です。

そんな赤ん坊の様なタイミングでの感想ではあるのですが、やはり適当に、例えばスマホで即時エントリーをして上がる事を望みながら含み損を抱えてみたり、たまにガンっと上がる直前に買いに入れたりするのは興奮してアドレナリンも出るし、一喜一憂がとても楽しいのですが、やればやっただけお金が減っていきます。

逆に「仮説を立てて入って、逸れたら即損切りしてその後検証」は面倒で地味な作業な上にハッキリ言って全く面白くありません。ただ勝率が全然上がるだけでなく、負けても確実に何かが身につくのを感じます。

これが「プロへの道と、永遠にギャンブルで終わって退場か借金苦になるケースの違い」なのかなと思いつつも、これで調子に乗って、いわゆる「コツコツドカン」的な洗礼に遭わないとも言い切れないので、しばらくは少額で地道に突き詰めていきたいと思います。

追記:
因みにたまに「パッとノリで入って様子を見る」は今でも楽しみでやるのですが、やはりこれはほぼ勝てないです。「私の入りがレジスタンス」という「こんな事ってあるのか?遠隔か?」の連続で、確実に辞めた方が良いのは分かるので、やはり「自制」が大事と言う事ですね。

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