過去に為替相場に大きな影響を及ぼした出来事を学ぶ

058

FXする上で、為替相場の変動を予測する事が大切ですが、その為替相場の変動を予測する為には、過去の為替相場を知る事が大切です。

どんな出来事や経済状況によって、為替相場が動いたのかを知る事で、為替の動向を予測する事が出来るんですね。

だから 大損しない為にも過去に大きく為替相場に影響を与えた事を知っておく事も大切なんです。

では、過去に大きく為替相場に影響を与えた出来事を簡単に紹介していきます。

☆カーターショック

カーターショックとは、1978年11月11日、当時のアメリカ大統領ジミー・カーターが行ったドル防衛策によって引き起こされたものです。

当時 アメリカの貿易赤字が増えてインフレ懸念が・・。ドル安を止める為にも、公定歩合の引き上げや為替調整介入をしましたがドル安が止まらず、1978年11月11日にカーター氏がドル防衛策の為に打ち出したのが、協調介入の強化・300億ドルの介入資金の調達・金売却増額・公定歩合1%引き上げ・預金準備率2%引き上げなどです。

カーターショックにより、米ドル/円は1日で10円以上変動したんですね。

FXをしている方は想像できると思いますが、そんなに相場が動いたら大変な事になりますよね。

最悪 1日で破産しちゃうかもしれません。

☆プラザ合意

プラザ合意とは、1985年9月22日、米ドル高の対策のために米国の呼びかけで、G5(米国,英国,旧西ドイツ,フランス,日本の5カ国蔵相会議)に発表された、為替レート安定化に関する合意の事です。

ちなみに 日本からは、当時の大蔵大臣 竹下登がこの会議に出席しました。

合意に関する会議が開催された会場となったアメリカ・ニューヨーク市のプラザホテルに ちなんで、プラザ合意といわれたんですね。

米ドル安とドル意外の主要通貨の上昇を目的として、この会議は行われました。

アメリカのこの会議の目的としては、米ドル安の政策によって、米国の輸出競争力を上昇と米国の貿易赤字を減少させることにあったんですね。

プラザ合意前は、米ドル/円は240円程度で推移していましたが、プラザ合意の発表後には、米ドル/円は1日で20円以上も下落して215円台になるほどの急激な円高になったんですよ。

☆サブプライムローン問題・リーマンショック

サブプライムローン問題とは、アメリカでの住宅バブルとそれに関連するサブプライムローン及びその証券化によって起きた不動産バブルが崩壊して起きた世界金融危機のことです。

2007年、表面化したサブプライムローン問題によって、アメリカの住宅バブルが崩壊し、株価下落など世界的金融危機が起こりました。

2008年3月には、米大手証券ベアースターンズが破綻。

さらに2008年9月には、米投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻。これが誰もが聞いた事のあるリーマンショックの事です。この時のリーマン・ブラザーズ負債総額は、6,130億ドル(当時のレートで約64兆円)。

リーマンショックの発端は、サブプライムローン問題だといってもいいぐらいなんですね。

リーマン・ブラザーズが破綻した時は、米ドル/円は106円台でしたが、米ドル/円は、その後2ヵ月程度で約16円も下落し90円台まで急落したんです。

☆ギリシャ危機

ギリシャ危機とは、2009年10月、ギリシャで政権交代が行われた際に、旧政権が財政赤字を隠蔽していたことが発覚して、ギリシャの財政危機が表面化して起こった金融危機です。

ギリシャの財政赤字は、GDPの4%程度とされていたが、じつは13%であることが判明したことにより、格付け会社はギリシャ国債の格付けを相次いで格下げし、さらに デフォルト(債務不履行)の懸念からギリシャ国債が大暴落しました。

そして「ギリシャと同様の国があるのではないか」という疑心暗鬼が、ユーロ圏の他の国に向けられました。

ユーロ圏は、同じ通貨を使っているので、運命共同体的な側面をもっているため、ユーロ加盟諸国全体にダメージを与えるとの見方が強まり、最終的に「ユーロは全部ダメ」という動きになったんです。

日本円に対しては2009年10月にユーロ/円は、140円程度で推移していましたが、2010年4月には110円前後と約半年で30円も円高になったんです。

世界的な事を書きましたが、日本でも大災害により為替が大きく動いた出来事があります。

日本の大災害後には、円高になる傾向がある?!

まだ 記憶に新しいと思いますが、2011年3月11日 金曜日14時46分、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。東日本大震災です。

あの巨大地震によって、多くのトレーダーは「日本円か売られる」と判断したのではないでしょうか。

地震発生直後には、日本円は売られましたが、すぐに米ドル安/円高の方向になりました。

米ドル/円は83円程度で推移していましたが、2011年3月17日未明に1ドル=80円を割り込むと、あっという間に76円台に突入し、1ドル=76.25円までいきました。

多くのトレーダーが思った「日本円か売られる」に対して 逆に円が買われて円高になったんですね。

そして 過去に起きた大地震の災害1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災後も、為替相場は円高になったんです。

東日本大震災の時には、国際社会では、リビア内戦やギリシャ、スペイン、ポルトガルなどのヨーロッパ諸国の信用不安も大きな注目を集めていたこともあり、円高になったともいわれていますし、為替相場の場合先見性で動く事も多いので、復興への期待などもあって円高になったともいわれています。

過去に大きく為替相場に影響を与えた出来事は、いろいろありますが、その過去を知る事で 今後の為替相場の動きを予測する事が出来るんです。

だから 過去の事を学ぶ事が FXで稼ぐ為に大切だという事でもあるんですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする