資源国の通貨の値動きの特徴

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資源国とは、天然資源や農産物などの商品を産出し、それを主な輸出品としてその国や世界の経済に影響を及ぼす国の事です。

そして資源国の通貨を資源国通貨と呼ぶんです。

資源国通貨の価格変動は、資源の価格変動によって大きく影響を受けます。

だから 資源国の通貨の価格変動を知る為には、資源の価格変動を知る事が大切だという事です。

では、資源の価格変動について簡単に説明します。

資源は、基本 世界の景気が良くなれば消費や投資活動が活発になるので、需要が増加し価格は上昇し、逆に世界の景気が悪くなれば、消費や投資活動が停滞するので、需要が減少し価格は下落します。

そして 天然資源であれば、その国の情勢 例えば内紛や紛争なども価格変動に影響を与えますし、農産物は、天候や災害なども価格変動に影響を与えます。

さらに 国々の政策などやいろいろな情報によって投機的な投資家が市場に参加して資源の高騰などもあります。

いろいろな事が影響して 資源の価格変動が起こるという事ですね。

資源国の通貨の価格変動を予測する為には、どのような事が資源の価格変動に影響を及ぼすのかを理解しておき、そして どの資源の価格変動が、どの資源国の通貨の価格変動に影響を与えるのかを知る事が大切になります。

なぜなら 資源国といっても様々な資源国があり 資源国によって産出して輸出する資源が違いますので、一概に資源国といっても 同じではないという事です。

では、FXで取り扱う主な資源国通貨の資源について紹介しておきます。

・オーストラリアドル(AUD)石炭、鉄鉱石、金、銅
・ニュージーランドドル(NZD)酪農品、肉類
・カナダドル(CAD)原油、天然ガス、ウラン
・ノルウェークローネ(NOK)原油、天然ガス
・南アフリカランド(ZAR)金、プラチナ、ダイヤモンド
・ブラジルレアル(BRL)鉄鉱石、コーヒー豆、砂糖
・ロシアルーブル(RUB)原油、天然ガス、石炭、鉄鉱石
・中国人民元(CNY)鉄鉱石、金

資源国は、資源の価格上昇により、国が豊かになるので とても恵まれているともいえますが、「資源の呪い」という言葉があります。

資源に恵まれた国では、資源に乏しい国よりも、汚職や内乱などが起きやすい傾向にあるんです。

なぜなら 資源で得た利益で一部の富裕層だけが豊かになり、資源をめぐる紛争などが勃発し、経済発展が遅れる傾向があるからなんですね。

だから 紛争などによって大きく通貨の価値が下がるというリスクもあるんです。

そして 全ての資源国通貨の金利が高いとはいいませんが、資源国の通貨の金利は高めという傾向にあります。

なぜ金利が高めかというと、資源によって豊か(景気が良い)だという事と急激なインフレを防ぐ為ともいえます。急激なインフレはその国の経済にとってあまりよく無いからですね。

では最後に 資源国の通貨を簡単にまとめてみます。

資源国の通貨は、資源の価格変動の影響を大きく受けるので、輸出先の国の景気などの影響を受けやすく、先物取引による資源の価格変動をチェックする必要がある。

そして 資源国の通貨は、金利が高い傾向があるのでスワップによる利益を得る事が出来る。

しかし 資源国は、汚職や内乱などが起きやすい傾向にあるので、急激な価格変動のリスクがある。

資源国は、高金利の通貨が多く魅力的ですが、金利が高いという事はリスクも高いという事でもあるんですね。

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