FXでは、通貨の価格変動を予測して売買する事が とても重要だと誰もが知っていると思います。
その為に 多くの情報を収集して分析する必要がありますし、テクニカル分析で どのようなチャートになるのかを分析して今後の価格変動を予測する必要があります。
だから FXで稼ぐ為には、価格変動を予測するスキルが大切だという事です。
そして レバレッジにより資金の数十倍もの取引ができるという事も重要ですが、FXで同様に重要な事として、スプレッド・スワップポイントというものがあります。
FXをしようとしている人は 知っているよ!って 思われる方が大半だと思いますが、意味は知っていても その重要性を理解して取引して きちんとFXの取引業者を選んでいるでしょうか?
スプレッドとは、通貨の売値と買値の2つの価格の差の事です。
ちょっと意味がわからない?
本日の為替相場は「1ドル=100円15~42銭」など 一度はニュースなどで見聞きした事があると思いますが、「1ドル=100円15~42銭」とは、「1ドルの売値が100円15銭・買値=100円42銭」という事なんです。
為替相場には、売値と買値の2つの価格が存在するんです。
その売値と買値の差の事をスプレッドというんですね。
そのスプレッドは、FXの取引業者によって異なるんです。
FXでは、通貨を売るときの価格をBid(ビット)、買うときの価格をAsk(アスク)と呼びます。
FXの取引業者によっては、売るときの価格Bid(ビット)、買うときの価格をAsk(アスク)の差であるスプレッドが 米ドルで1ドルあたり 3.0銭のところもあれば0.3銭のところもあります。
3.0銭と0.3銭では、10倍もの差があります。
銀行で外貨預金をする場合は、もっとスプレッドが大きいと思いますが その事はおいておきますね。
スプレッドは、売値と買値の差といいましたが、基本 FXの取引では、スプレッドはコストという事になるんです。
例えば 米ドルを1万通貨取引するとすれば、3.0銭の場合は、300円のコストがかかるという事になり、0.3銭の場合は、30円のコストという事になるんです。
300円と30円とでは、10倍もの大きな違いですが、取引する金額に対して考えると たいした違いだと思えない方もいるのでは?米ドルを1万通貨取引するとすれば、1ドル=100円で考えると100万円の取引をする事になるので、300円と30円のコスト どちらともたいした金額ではないと思ってしまう方も多くいるのでは?
1回の取引では、300円と30円のコストの大きさに気づかないかもしれませんが、何度もの取引や取引の金額が大きくなった場合を計算すると大きな違いに気づくんです。
1回の取引では、300円と30円の差は、270円なので缶ジュース2本程度ですが、1年間(365日) 毎日 取引したと考えると270円×365日=98,550円になります。この差は大きい!!十万円弱あれば旅行も行けちゃいますよね。
もっと大きい金額の取引をすれば もっと差が大きくなるんです。
ここまで スプレッドの重要性を考えて 取引する証券会社を選んで利用する事がFXで稼ぐ為に大切なんですね。
もし 今 使っているFXの取引業者のスプレッドが大きければ すぐにでも取引するFXの取引業者を選びなおす事も大切かもしれません。
そして スワップという2国間の通貨の金利差によって生じる金利があります。
だから 高金利の通貨を買えばスワップを受け取れますし、逆に低金利の通貨を買えばスワップを支払うことになるんです。
基本 日本でFXをする場合は、日本の金利は低金利なので、通貨を買う取引の場合は、ほとんどの通貨が日本の通貨より金利が高いのでスワップを受け取れるという事になります。
しかし 逆に通貨を売る取引をした場合は、金利の高い通貨を売れば スワップを支払う事になります。
そのスワップは、FXの取引業者によって異なるんです。
スワップは、日々微妙に変化しますし、国の政策金利が大幅に変更されれば大きく変化します。
FXのスワップは、銀行預金のように半年に一回の支払いとは違い、基本 1万通貨に対して1日に10円という感じで毎日発生します。
スワップも同じ通貨でも取引業者によって1万通貨に対して1日10円や4円などの違いがあります。
1万通貨で1日のスワップで考えるとたいした金額に感じないと思いますが、1年間(365日)で考えたり、通貨も多くなれば とても大きな違いになるんです。
例えば 1万通貨に対して1日 10円と4円の差は、6円です。
しかし それが 10万通貨 365日で考えると 6円×10×365となるので、21,900円の差という事になります。
金額で考えると たいしたことのない金額に感じるかもしれませんが、スワップは金利です。
普通に銀行に預けたとした場合の金利で考えると 米1ドル=100円で考えた場合、10万通貨で1,000万円という事になります。
普通預金の金利で考えると0.02%程度ですので、1,000万円で金利が2,000円という事になります。
定期預金の金利では高い金利の銀行で0.2%程度ですので、1,000万円で金利が20,000円という事になります。
預金の金利で考えると とても大きな違いだと感じる事が出来るのではないでしょうか?
スワップも FXの取引業者を決める場合に大切な要因になるという事です。
しかし 信用性の高い取引業者を利用したい、使い勝手や情報が豊富などの他の理由があれば、スプレッドやスワップだけで FXの取引業者を決めるべきではありませんが、スプレッドやスワップの大切さを理解して選ぶべきなんですね。
FXの取引業者を決める時に 何を重要視するかは、人の考え方やFXの取引スタイルによって変わってきます。
安全性を重視するのであれば こちらのページを参考にしてください。
→ FXの取引会社が倒産したらどうなる?
こちらでFXの取引スタイルについて説明しています。 → FXの取引スタイルを決める
FXの取引スタイルが決まっていれば 短期売買を繰り返す方は、スプレッドを重要視して取引業者を選ぶべきですし、中長期の運用でスワップトレードをするのであれば、スワップ金利を重要視して取引業者を選べばいいんですね。
FXでは、売買して稼ぐという感覚も重要ですが、スプレッドのコストやスワップによる金利を理解して稼ぐという事も きちんと理解しておく事も大切なんですね。